開設の経緯
Background of opening
Problem before opening
「ワークコーポとっとり」開設以前に山積していた課題
- 企業等からの大規模な作業依頼については、複数の事業所へ作業を分配し対応。
- 振興センターが各事業所へ部材を配送し、各事業所内で組立等実施。完成品を再度振興センターが回収し、企業へ納品という流れ。
→生産管理が困難なため、大規模受注に対応しきれず、受注機会を逃すことが多かった。
「仕事を出したい!」が…
- 規模の大きな業務をお願いしたいが、単独の事業所では対応できない。
- 複数事業所にお願いすると、完成品の品質が均一でない(不良品率が下げられない)。
- 納期に不安があり、一括管理してほしい。
- 大量に部材、完成品を保管できるストックヤードがあれば、発注業務の幅が広がるのに…。
「仕事を受けたい!」が…
- 人員数や作業スペースの都合で大きな仕事が受けられない。
- 作業手順の判断がつかず、不良品や、やり直しが発生し、生産性が下がる。
- 納期等工程管理に不安がある。
- 法人に営業ノウハウや、企業との繋がりがない。
課題:仕事を受注するために必要な環境整備・仕組みが無い状況
Supports large orders
大量受注案件に対応
単独の障がい福祉サービス事業所では処理することができない大量受注案件に対応するため、複数の事業所が一緒になって作業を行う共同作業場を2015年度、鳥取市に設置(県が人件費・家賃等の運営費を支援)。
【作業内容】
封入作業・箱折など軽作業がメイン。
- 開所当初は参加事業所の作業量の把握、作業管理上状況を把握を優先。
- 生産性の向上や品質管理といった部分までは十分に管理が出来ていなかった。
【受注量(売上確保)のための対策】
- 新規作業案件獲得のための営業(鳥取県内及び近隣県へ)
→初年度の受注取引先10件(単発案件8件、継続案件2件) - 企業との信頼関係構築(作業内容や品質について担当者と密に連絡を取り合う)
→受注増。開所2年目には年間目標売上を達成。
課題:高単価作業の受注には至っていなかった。
Promotion of joint orders
共同受注の推進
注文者と各事業所が共に、お互いの問題点を解決し、安心してお仕事を進められます。